院長コラム

2014年8月 1日 金曜日

師と友について

師匠の本多正明先生



師匠との出会いはさかのぼれば十年以上になります。右も左も分からない若い私をひらってくれた恩人です。
 卒業2-3年の当時私はインプラント、歯周病手術などに興味があり没頭していましたが、噛み合わせの重要性にきづき、あとで述べる矯正の師匠の下間一洋先生の影響で、ナソロジーという咬合の学派の東京の丸山公一先生のオフィスに泊まりこみさせていただいたりして噛み合わせの世界に引き込まれました。
 関西にもどり、途方もなくさまよい歩いてたときに、本多正明先生に出会いました。当時勢いばかりで扱いにくいの20代の私を面白がっていただき、私たちのために勉強会を作って頂いたりしました。
 
 あれから十年以上たちますね。
本多先生は、大きなご病気をされたことがありました。もう先がないかもという告白で、私自宅で号泣した事もありました。私も開業したり、国内外で発表のチャンスを得たり、いろんな先生にお世話になったり、本当にいままでいろんなことがありました。
 本多先生におせわになったのは学術の事だけではありません。人間としてどう生きるか、今でさえよくお説教いただきます(笑)。
40才も超えてかなか面と向かって(馬鹿もん!!!!!!!!)なんていってもらえませんよね。 
怒られている内容に納得できるかどうか別にして(笑)、本当に大切にしていただいている愛情を強くかんじられることは、幸せなことですよね。  
私もそういう人間になって沢山のひとを幸せにしたいとおもっています。
 また沢山の仲間に出会ったことも本多先生のおかげです。みな、おそらく一生の付き合いでで、ライバルでもある友に恵まれたことを感謝しています。

 矯正専門医の下間一洋 先生は本多先生より時期をさかのぼる、もう一人の師匠です。
昨日も世界舌側矯正学会で講演されて応援に行かせて頂きました。
彼がいなければいまの私は存在しえません。 
かみ合わせの世界にひきずり込んでいただいたのも、下間先生の影響です。
診療後、屋台のラーメンをご馳走になりながらいつも歯の話ばかりをしていただきました。
 先週も私東京で講演させていただいたテーマは矯正の咬合です。有名な大学の矯正専門の先生の前でお話させていただくのは非常におこがましかったのですが、一般医と専門医のかけ橋になれば、ということが私の使命だとおもっています。

 人間一人では何もできません。師匠がいて、仲間がいて、私がいる事を強く感謝しています。そして、その恩返しは私が次の世代にそれをすることだと思っていますね。

投稿者 米澤歯科醫院 | 記事URL

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